中国における個人AI活用の最前線レポート （1）

中国における個人AI活用の最前線レポート （1）

皆さん、こんにちは。クァイダオ放送局の時間です。

今週木曜日の夜に開催されたAI学習サークルのライブ配信に、ベテランのテクノロジーベンチャーキャピタリストであり、LinkedIn中国の年間エキスパートでもある余一先生をゲストにお招きしました。

普段から放送局を聴いている方は、余一先生のことをご存知かもしれません。先生は私たちの学習サークルで非常に実用的な2つのコースを担当されました。「Kimiを使って長文を効率的に読む方法」、「AIを使って簡単に業界研究分析を完了させる方法」で、これまでに4万人以上の生徒の仕事や学習の効率を向上させてきました。現在、先生はGammaを使って迅速にPPTを作成する方法を教える新しいコースも準備中です。ご期待ください。

今回、余一先生をお招きした理由は主に2つあります。1つは、先生が私の周りでも特に典型的なAIのアーリーアダプターであることです。時間があるときはいつでも様々なAI製品を実際に試しています。以前私がライブでレビューしたGammaも、どんな新機能が便利かという情報は先生から聞きました。

もう1つの理由は、余一先生のAI利用シーンが私たち一般の人々に非常に身近で、日常の仕事や生活のあらゆる場面をカバーしているからです。例えば、AIを使ってレポートを読んだり書いたり、データチャートを作成したり、時間管理をしたり、といった様々なタスクです。だからこそ、先生にご自身の経験を共有していただきたいと強く思いました。

多くの人がAIを使い始めたばかりの頃、心の中ではAIと勝負しようとします。「AIには絶対にできないことがあり、人間だけができることだ」と考える人もいれば、AIが何でもできるようになって将来自分の仕事が奪われるのではないかと、ひどく恐れる人もいます。

しかし、余一先生の考え方は違います。先生は自分をAIの上司や社長だと考えており、さまざまなAI製品をそれぞれ異なる能力を持つ従業員と見ています。私たちがやるべきことは、AI従業員に協力してもらって一つのプロジェクトを成功させることです。

例えば、余先生が普段、産業研究レポートを読んだり分析したりする際、論理分析能力が比較的高い人に内容を整理してもらい、推論や予測をしてもらう必要があります。この段階で、余先生は「市場にいるどの『AI従業員』が最も推論能力が高く、レポート分析のニーズを満たせるか」を考えます。

多くのAI製品を実際に使った結果、先生は現段階ではGPT-4oが複雑なタスクの処理や推論において明確な優位性を持っていることを発見しました。しかし、タスクがデータ分析やグラフ出力に変わると、Claudeが新しくリリースしたArtifacts機能の方がより優れているそうです。さらに、報告資料の作成においては、Gammaがより得意です。

余一先生は、ワークフローを分解し、異なるタスクを異なるAI従業員に割り当てることで、以前は1か月近くかかっていた詳細な分析レポート作成が、AIの助けを借りてわずか数日に短縮され、自分も以前のようにてんてこ舞いになることがなくなったと言います。

仕事のタスクをこなす以外にも、AIに任せられるシーンはたくさんあります。例えば、余先生は、1週間の生活と仕事の予定に基づいて、AIにタイムテーブルと毎日のスケジュールを作成させます。また、AIに連絡先リストの友人を自動的に分類させ、個別の祝日の挨拶文を生成させたりもします。

もし、余一先生がどのようにAIと対話してこれらのタスクを完了させたか知りたい方は、原稿エリアで対話のスクリーンショットをご覧ください。

このライブ配信を見逃した方は、ぜひ録画を見てみることを強くお勧めします。余先生はライブの中で、ご自身が便利だと感じた非常に多くのAIツールに言及しました。例えば、Perplexity、Monica、Notion、Kimi、Mermaid、元宝（Yuanbao）、豆包（Doubao）などです。

AIツールについて話しましたが、最後に私からも少し宣伝させてください。私たちが開発したAIノート製品「Getノート」が、最近ウェブ版をリリースしました。ブラウザで biji.com と入力すれば体験できます。AIが自動的に画像やリンクを分析してノートを生成します。

ライブ配信の録画リンクはこちらです：余一先生の『一般人のためのAI使用説明書』

今日のクァイダオ放送局はここまでです。今日の内容が役に立ったと感じたら、ぜひWeChatのモーメンツで共有したり、友人に転送したりしてください。明日もAIについてお話しましょう。